日本の事例:

Phoenix 採用により既存サーバー
バックアップの課題を解決

「実際に試してみると、重複排除後のデータ量はローカル側バックアップ対象データ量の 3 分の1 から4 分の1に圧縮されました。重複データによる無駄なコストが削減でき、満足です。」

株式会社アイテック 技術サポート部 部長

長谷川 哲也 氏

アイテックにおけるPhoenix

  • 既存バックアップシステムの不具合解消
  • グローバル重複排除によりストレージ総量を50分の1に削減
  • 長期的なバックアップデータの保持
  • 事業継続・災害対策のためのクラウドバックアップ

新潟県長岡市を拠点とする株式会社アイテックは、同県および群馬県を中心にスーパーマーケットを展開する東証一部上場のアクシアル リテイリング株式会社のグループ企業です。流通小売業者向けに店舗システムや業務システムを開発し、全国100 社以上の顧客システムを運用しています。従来ファイルサーバー上のデータをNAS に遠隔コピーしていましたが、重要ファイルが長期間バックアップできない不具合が発生しました。また、テープバックアップにかかる運用コストの削減も課題でした。

サーバーバックアップの課題

アイテックは Phoenix を導入するまでファイルサーバーのバックアップを NAS 上にコピーする形で行っていましたが、バックアップ見直しのきっかけはこの不具合でした。

 「気がついた時にはバックアップが1 か月以上完了できていませんでした。ファイル数が多く、バックアップに時間がかかっていたようです。ファイルサーバーと NAS デバイス 間が30km ほど離れており、ネットワークトラフィックの遅延も原因の一つでした。」(長谷川氏、以下同じ)

 見直しに際し、自社で機器を導入管理をするよりもクラウドサービスを利用した方が手間なく安全であるという判断から、『クラウドバックアップ』をキーワードにインターネット上で情報収集を開始しました。

 「社内では AWS 上にバックアップシステムを自社構築したらどうか、という話も出ました。しかしデータ管理を含め万全なシステムを構築するには多大な手間と費用がかかります。それは現実的ではないということで見送りました。」

 情報収集開始から2 ヶ月後、最新の様々なクラウドサービスやセキュリティサービスをレビューするブログサイトの記事で、Phoenix がクラウドバックアップサービスとして高評価を得ていたのを見つけました。

 「まさに探していたようなサービスでした。他にも単にクラウドへデータを転送・保存するサービスはありましたが、Phoenix ほどバックアップに特化し、使い勝手のよいサービスはないと思いました。」

Phoenix 評価と導入までの過程

 「他のサービスと比べて、管理コンソールが使いやすいこともPhoenix の優位点です。操作感が優れているだけでなく、バックアップに使用する帯域を時間や曜日によって調整できるため、要望に合わせた細かい設定が可能になりました。」

技術サポート部 部長 長谷川 哲也氏

2017 年6 月、Phoenix の詳細説明をDruva営業チームより受け、トライアルを開始しました。実際の重複排除効果や使い勝手、リストアにかかる時間を重点的に確認しました。

 「グローバル重複排除による転送データ量の削減や、重複排除後のデータ量のみが課金対象になるという料金体系は当初から大きな魅力と思っていました。実際に試してみると、重複排除後のデータ量はローカル側バックアップ対象データ量の 3 分の1 から4 分の1に圧縮されました。重複データによる無駄なコストが削減でき、満足です。」

 従来よりISMS の観点で課題となっていたRTO の短縮もPhoenix なら解決できそうでした。Web 管理コンソールから必要なファイルを選択して数クリックするだけで復元が完了します。複雑な操作手順や現地での作業が不要になりました。

「他のサービスと比べて、管理コンソールが使いやすいこともPhoenix の優位点です。操作感が優れているだけでなく、バックアップに使用する帯域を時間や曜日によって調整できるため、要望に合わせた細かい設定が可能になりました。」

 2017 年12 月に2 TB を契約し、2 台のファイルサーバーに Phoenix エージェントをインストールして本格的な運用を開始しました。 「サーバー登録手順も、ほとんどつまずくことはありませんでした。初回バックアップ時は夜間のバックアップ帯域を大きく設定することで、効率的に完了することができました。従来の NAS の運用では課題となっていた毎日のバックアップも、夜11 時にスケジュールして1 時間程度で完了しています。」

バックアップ対象の拡大

アイテックはPhoenix 利用開始から3 ヶ月後、契約容量を5 TB に追加しました。

 「基幹サーバーのバックアップもPhoenixで行うことにしました。他にも様々なソリューションを検討しましたが、コストと機能の面でPhoenix が一番優れていました。」

 従来のようなテープ装置で買い替える場合、初期費用だけで Phoenix 利用料の2 ~ 3年分が必要になります。また運用の手間がかかり、拡張性もありません。

 「長期的にはPhoenix の方がメリットがあると判断しました。テープバックアップは日々の運用負荷が非常に高く、復元失敗リスクの不安もありました。」

従来の運用では人的な監視とともに週次のテープ交換が必要で、毎週データセンターへ赴き作業をする必要がありました。監視チームが24 時間体制で監視し、何か不具合があればデータセンターへ確認に行っていました。

一方、Phoenix で日々の運用が圧倒的に楽になることは、ファイルサーバーのバックアップで実証済みでした。

「Phoenix では日々必要な操作はありません。バックアップエラーなどが起きた場合はクラウドからアラートメールが送信されますが、これを社内のチャットツールに自動配信するようにしており、バックアップの成功可否を確かめるのに管理コンソールを毎日確認する必要もありません。」

従来のテープバックアップではリストアも大きな懸念点でした。復元テストを頻繁に行えないため、正常に復旧できるのか確証がもてませんでした。

「テープのバックアップイメージをツールで展開して必要なファイルの復元作業を行う、という煩雑な手順が必要になります。以前にテストで復元を行った時は半日以上の時間を要しました。テープバックアップ業者も巻き込む場合もあり、とにかく複雑でした。」

従来のテープバックアップはPhoenix のようなファイル単位バックアップではなく、イメージ単位バックアップだったことによる課題もありました。リストアの要望としては特定ファイルが破損したので復旧してほしいという内容が多いのですが、イメージバックアップでは全てを復元しなくてはなりません。

「Phoenix では必要なファイルに絞って優先的に復元するなど、柔軟な復旧シナリオを実現することが可能です。」

さらに、Phoenix のクラウドならではの可動性も大きなメリットでした。

「今のデータセンターを使い続けるとは限りません。他のデータセンターやAWS などのパブリッククラウドへ移行することもあり得ます。テープバックアップだとデータの移動が大変ですが、Phoenix なら別のサーバーや AWS への移行も簡単に行えます。」

今後の展望

 バックアップ対象の基幹サーバーの他に、アイテックには30 台の業務サーバーと10 TB 程度のデータがあります。現在は同一データセンター内のサーバーにバックアップしていますが、これらも Phoenix でバックアップできればと考えています。

 またサーバーだけでなく、クライアントパソコンのバックアップをDruva のinSync で行うことも視野に入れています。

 「ファイルサーバーにユーザーデータを上げてもらう運用にはしていますが、パソコン上にしかない重要データもあります。会社としてバックアップを行わないと、外部サービスを使ってバックアップを行う社員が出てきてしまい、統制の面で問題があります。バッ クアップ方法を社内で統一した方がデータ管理も楽になります。Phoenix と同様、inSync もデータ移行が簡単なため、パソコンの入れ替えも簡単になると思います。」

 アイテックはISMS 遵守や内部統制、コンプライアンス対策のために必要となる遠隔地バックアップや万全なデータ管理の実現をDruva のソリューションで目指しています。

 

「Phoenix では必要なファイルに絞って優先的に復元するなど、柔軟な復旧シナリオを実現することが可能です。」

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