日本の事例:

Microsoft Office 365 のバックアップにinSync を採用

「Druva inSync はネオファーマのニーズに非常にマッチしていました。これまでクラウドからデータを同期した端末から手動でバックアップをとっていましたが、Druva inSync を導入することで定期的な自動バックアップが行えるようになりました。」

ネオファーマジャパン株式会社 医薬開発部

富岡 基康 氏

ネオファーマジャパンにおけるinSync

  • クラウドアプリのバックアップ
  • エンドポイントデータ保護
  • デバイス紛失時の情報漏えい対策
  • 長期データ保管の業界規制への対応

ネオファーマジャパン株式会社は、アラブ首長国連邦 (UAE) を本拠地とするグローバル製薬企業であるネオファーマグループの日本拠点として、2016 年10 月に設立されました。東京に医薬開発拠点を持ち、世界各国で臨床試験が実施されるという業務の特性上、オンプレミスのサーバーは持たずクラウドSaaS サービスであるOffice 365 を活用してきました。一部の共有ファイルについては手動でバックアップを取っていたものの、SaaS 上に存在するさまざまなデータリスクを考えると、SaaS アプリのデータ保護およびガバナンスを抜本的に考え直す必要がありました。

Office 365 の採用と課題

ネオファーマグループは製薬企業として医薬品の製造から販売まで一貫して行い、オフィスと製造工場とではデータの管理が分離されています。ネオファーマジャパンの医薬開発部の従業員は、他国のグループ企業社員とメールのやり取りが多く、臨床試験に伴う海外出張も多いため、クラウドベースで世界中のどこからでもアクセスができる グループウェアが必要と考え、設立当初からOffice 365 を採用し、運用してきました。

部内のデータ管理としてはOffice 365 のSharePoint Online を利用していますが、医薬品開発では非常に長期にわたるデータ保管義務が生じます。SharePoint はクラウドSaaS サービスであるためデータ保護の観点では安全だとは思いましたが、エンドユーザーによる意図しないデータの削除や上書き、攻撃者や悪意ある内部者による削除、サードパーティーのアプリやAPI のバグによる上書き、ランサムウェア感染PC からの暗号化ファイルの同期など、SaaS サービス上のデータ喪失リスクへの対応としてバックアップが必須であると考えていました。

グループ本社のIT 部門は別システムで運用されているため、ネオファーマジャパンの Office 365 上のデータ保護対策は日本側ですべて行わなければなりません。

SharePoint のバックアップは2 週間に1 回、データを同期したPC を利用して手動で行っていました。このやり方では端末が故障するとバックアップが行えず、担当者変更が発生した場合に引き継ぎがうまくできないというリスクがありました。

inSyncの選定と評価の過程

 「管理コンソールが見やすく、非常に使いやすかったです。管理画面は英語表記で日本語化されていませんが、検証時に日本語の証ガイドを提供してもらったのと、Druva 販売パートナーである ねこじゃらし社 のWebサイトに記載されたQ & A を参照して特に問題なく利用でき、セットアップは10 ~ 15分程度で完了しました。」

医薬開発部 中園氏

2017 年5 月、クラウド上のデータバックアップソリューションについて選定の調査が開始されました。検索サイトで「クラウド バックアップ」というキーワードを入力して調査し、4 社の候補を見つけました。

バックアップ可能容量、コスト、バックアップ頻度、クラウドツークラウドのバックアップ可否の観点で評価したところ、株式会社USEN が提供する「クラウドバックアップサービス type Druva inSync」が要件に合うと考え、USEN に問い合わせを行いました。

 「当初、付き合いのあるシステムインテグレーターからネオファーマジャパン向けにカスタマイズしたASP サービスの導入を提案されましたが、コストが非常に高かったです。Druva inSync はネオファーマのニーズに非常にマッチしていました。」 (医薬開発部 富岡氏)

Druva inSync はパブリッククラウドのSaaS サービスであるため、カスタマイズや機器の初期導入にかかる費用が不要で、圧倒的にコストメリットがありました。

inSync導入の過程

2017 年5 月に製品選定を始めてから2 カ月程度でDruva inSync の検証に至り、デバイスとExchange Online のバックアップに関して実機で動作確認を行いました。

当時はinSync によるSharePoint のバックアップがリリース前でしたが、Druva セールスチームによるベータ版のデモにより同社の要件が満たせることを確認し、8 月に導入を決定しました。

さまざまなデータ規制が存在する製薬業界において、監査証跡、バックアップデータの分析や検索、メールの横断検索、訴訟対策、ランサムウェアの振舞検知や指定ファイル削除機能といったinSync で提供されるガバナンス機能が必要と判断し、Elite Plus ライセンスの購入に至りました。

inSync はクラウドネイティブなSaaS 型のエンドポイントバックアップソリューションであり、社内に物理サーバーやストレージを用意する必要がありません。

「これまでクラウドからデータを同期した端末から手動でバックアップをとっていましたが、Druva inSync を導入することで定期的な自動バックアップが行えるようになりました。」 (医薬開発部 児玉氏)

inSyncの導入効果

現在、SharePoint Online 上の各サイトと、Exchange Online 上のメール、連絡先、カレンダーのデータがバックアップされています。また、医薬開発部の全従業員のPC にinSync クライアントを導入し、PC 上の特定フォルダーをバックアップしています。管理者がプロファイルに設定したスケジュールに従って、バックアップが自動的に行なわれています。

「導入前に行いたかったクラウドからクラウドへのバックアップも、問題なく行えています。」(児玉氏)

基本的にユーザには復元を行わせず、管理者が Web コンソールから代理で復元する運用にしています。管理コンソールから遠隔復元を行うテストを複数回行いましたが、全く問題なくデータを戻すことができました。

「復元したいスナップショットを直感的に選択することができるため、使いやすいです。また、管理者端末へダウンロードしたり、ユーザーが所持する別端末上にフォルダー指定して復元したり選択できるのも便利です。」(中園氏)

以前は手動で日々のバックアップを行なっていましたが、現在の運用は、数日に1 度だけ管理コンソールでバックアップ状況を確認するのみです。

「念のため成功しているかどうか、管理コンソールにログインして確認しています。管理コンソール自体も非常に使いやすく、わかりやすいため助かっています。」(中園氏)

今後の展望

 Druva inSync では退職した社員向けに、バックアップは行わずに過去のバックアップデータだけ残しておく保全ユーザーライセンスのオプションがあります。

「長期間のデータ保管義務を安価に満たすため、必要に応じてこのオプションも活用したいと思います。」 (富岡氏)

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